***smooch
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「こわがらないで」 と彼は言う。
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式の日取りも決まり、あと3ヶ月。
彼のスキンシップは日を追うごとに熱を増していった。
こんなスキンシップに慣れているはずもないあたしにとっては
この日々は、本当に信じられないほどの、
おどろきと、緊張と、そのほかのいろんなもので
いっぱいいっぱいになっている。
女の子の扱いに慣れたあなたを、呆れさせたくないから。
子犬のような目で甘えてくるあなたを突き放せないから。
・・・・・・・あなたのぬくもりを気持ち悪いとは感じないから。
ねえ きっと
あなたは あたしを特別な女の子だと思っている。
・・・・・・妖精の姿が見えて、話ができて
たった それだけ。
あなたが今まで付き合ってきた女の子たちとの違い、なんて。
拒むことでしか、表現できないだけで。
こんなにも いとしくて いとしくて そばにいたいと思うのに、
たった それだけのことがばれてしまう事が怖くて、怖くて、
怖くて
嫌なわけじゃないの。
止めて欲しいわけじゃない。
伝わって欲しいのに。
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ねえ エドガー
あたしは どうにも 不器用だから
あなたに甘えているつもりなのに
それをうまく伝えることができない。
残念そうに 微笑んで「続きはまた今度ね。」と言って離れるあなたを
引き止めることもできない。
私はきっと あなたに 甘えすぎているんだと思うわ。
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■おわり■
2008/01/02
きっと 1から見ていて下さったかたの想像とは違うモノになったのではないかと・・・
すいません。
本番もなければ、画像も1と同じです^^ ^^ ^^
エドガーsideとリディアsideで時を同じくしてのお互いの気持ちっていうか
そういうのを描いてみたかったんで す(むずかしすぎた)
ぶっちゃけエドガーが 哀れなのが 描きたかっただけなんですけども^^